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私のゴール

記事更新日:

「仕事で(これを達成したら仕事辞めてもいいと思える)ゴールはありますか?」

この記事は、この質問からスタートしました。

自分のゴールはどこだろう?と自問してみました。

真っ先に思い浮かんだ答えは「事務所の経営理念の実現」でした。

それもそのはず、この理念は私がこの事務所を立ち上げるに当たって成し遂げると誓ったものであり、これを実現することがお客様へのお約束ですし、一緒に歩んでくれる事務所のメンバーとの共通認識だから、これを実現することが私のゴールのはずです。

ただ、「お客様の事業発展を通じて社会と経済に貢献する」ことに終わりはありません。

では、達成されるべきゴールは無いのだろうか?

この問いに対する私の考えをここに書きたいと思います。

スモールサクセスというゴール

理念自体は壮大でも、この理念は0か100かというものではありません。

日々のお客様の支援を通じてお客様の小さな成功・発展には寄与できます。

このスモールサクセスの積み重ねが結果として経営理念の実現に繋がるので、日々お客様へ小さな貢献を積み重ねること、これが目先のゴールであり、間違いなく事務所の理念実現を成す重要な要素の一つだと思っています。

事務所のゴールと私のゴール

次に考えたのは、「事務所の経営理念の実現」は私のゴールなのか?と考えました。

その結論は「事務所の経営理念の実現とは事務所(組織)としてのゴールであって、私のゴールとは必ずしも一致しない」ということでした。

なぜかというと、この理念に終わりはなく、この事務所が持続する限りはこの理念を追い求めて組織も人も成長し続けるものだと思っているからです。

先ほどのようにお客様一人一人に小さな発展を積み重ね続けて頂くこと、私たちの支援を必要とするお客様を増やすこと、という縦横の二軸で展開・発展していくものですから、事務所が成長し続けられる限り、終わりは来ないのです。

つまり、この理念を「事務所を閉じることによって終わらせるのではなく、事務所を存続させ続けること」が経営理念に内包された要素であるならば、当たり前ですが私一代でなせるものではありません。もっと言うと私一代で終わってはいけないものだと思っています。

だからこそ、私に求められているのは「事務所を私の代で終わらせず、この理念を組織の永続を通じて関わるメンバーに遺すこと、それによってこの事務所のメンバーが理念のために成長し続けられるようにすること」だと思いました。

組織を遺すために

この「組織を遺す」は事業承継の支援をしていく中で私が大事にしている価値観ですが、私はこの事務所の理念は公益性があり、そして日本経済を支える成長意欲のあるお客様、そしてそれを支援しようとする事務所のメンバーにとって重要なものだと思っています。

その意味で、事務所の理念に共感してお客様の成功を願い、そのために成長できるメンバーを育てる&集めること、持続的に成長できる組織体制と仕組みを作ること、たくさんのお客様に(組織を)愛して頂けるようにすること、これが私の代での達成目標かなと思いました。

組織と私

ワンマンな会社で、よく会社(事務所)と雇用主(事業主)を混同した発言が聞かれますが、私は「組織と自分」を明確に分けるように心がけています。

組織とはそこで働く人の集合体で、人の出入りがあると、その都度形や色を変えます。

当事務所も私一人の時からメンバーが増えた時にその色や形を変えてきました。

今も、メンバーの成長に合わせてその色や形は変わり続けています。

そして、人が増えるにつれその形は常に変わりながら成長していくものだと思っています。

組織の中で私はその一人でしかありません。

この事務所は私が代表を務める、私が最終意思決定者であるものですが、私だけのものではありません。

メンバーのものでもあり、お客様のためのものでもあります。

だから、最初の問いは改めて「事務所のゴール」と「私のゴール」は分けて考え、組織のため、私ができることをしていかなければならないと感じた問いとなりました。

多数の有難いお声掛けを通じて、次の採用なども考えていかなければいけないタイミングになりつつあります。

私は自分のゴールとして、この事務所をお客様とメンバーのためになれる事務所にすること、そしてそれを後世に受け継ぐこと、それを私のゴールとしたいと思います。

ステラリンクス税理士事務所
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