皆様、初めまして。
ステラリンクス税理士事務所の代表の北島でございます。
初投稿なので、過去の話も交えながら「未来」というものについて少し書きたいと思います。
上京して不動産の営業職に就く
私は、生まれは福岡で、最初の就職先も九州でした。
12年前、きっかけがあって転職することになり東京に上京してきましたが、その時は簿記3級も持っていませんでした。
そこで就いたのは不動産の営業職でしたが、営業職がしたいというよりは「明確にやりたいことがまだ見つかっていない。だけど、将来的に何をするにしても営業力はあって損はないから3~5年程度、期間限定で営業を経験しよう。」という発想から「短期間で営業力を身に付けるには厳しい業界の方が良い→営業で厳しい業界と言えば保険か不動産だ→自分になじみのある不動産にしよう」ということで不動産の営業マンになりました。
ですから、不動産業をずっと続ける予定も営業職をずっと続ける予定でもなかったですが、少なくとも当時士業という選択肢はなかったので、その数年後に税理士業界に入り、そして税理士になるなんて思ってもみませんでした。(税理士を目指したきっかけなどは別の機会に書きたいと思います)
今の自分を10年前からイメージしていたか?
そのため、私は10年前の自分が今の自分を想像しきれていませんでした。
皆さんは10年前に想像した通りの人生を歩めていますか?
もちろん中には明確に進む方向が決まっていて、それに近い形で進まれる人もいます。
逆に、特に経営者の方などは、10年前に今の自分を想像できていたか?と聞かれるとNoと答える人も多いのではないでしょうか?
でも、それが悪いかと言われると決してそうではなく、恥ずかしながら、10年前の私に「10年後はどうなっていたい?」と聞いても明確な目標や明るい未来は描けていませんでした。
だから、今の私は10年前に私が想像したよりずっと良い未来を迎えられています。
この10年で変わったもの
私のこの10年を端的に表すと「税理士資格取得のための闘い」と「たくさんの人の優しさに支えられた」の2つに集約されると思います。
私がここまで頑張ってこれたのは一重に私の周りの人たちの優しさのおかげだったと言うほかないと思っています。
税理士試験で結果が出ない時、勉強と仕事とプライベートのバランスに悩んだ時、仕事が過重になってパンクしそうだった時、仕事の方向性が定まらない時、資格を取った後の不安など…挙げだすとキリがないですが、うまくいかないこともたくさんありました。
うまくいった時に一緒に喜んでくれて、うまくいかない時に支えてくれたり、私一人で何とも出来ない時に助けてくれて、腐りそうな時でも見捨てず寄り添って下さった方々がいて…本当に感謝しています。
私がこんなに優しくしてもらえるくらいの人間であれたかは定かではありませんが、少なくともこの優しさに感謝をし、それを大事にすることが出来るようになったのは間違いないと言えます。
次の10年へ
だからこそ、次はその人たちに恩返しをしていくこと、そして助けや寄り添いを必要とする人たちに今度は私が力になって差し上げること、同時にこの優しさの輪を広くしていくことが目下私の目標です。
そして、前の10年が全く予想できないものだったからこそ、おそらく次の10年も「10年前は想像もしていなかった」と言うような未来が待っているのかもしれません。
ですが、これから起こる如何なる事象にも勇気をもって立ち向かい、時に当初と違う道に進むことになったとしても結果として「10年前に想像したより良かった」と思える未来を迎えていけるようにしていきたいと思っています。
また、一人でも多くの私の周りにいて下さる方々が同じように「10年前より良くなった」と思って頂けるようにしていきたいと思います。