採用の応募に関しまして
求人媒体にもハローワークにも出稿していない細々とした採用活動ですが、有難いことに当ホームページをご覧頂いた方から複数の応募を頂いております。
まずは応募頂いた方々に、開設間もない当事務所に興味をお寄せいただいたことを心から感謝申し上げたいと思っております。
私が色んな業界を未経験で転職したり、業界またはその企業で実績のない新しい取り組みを積極的に取り組んできた関係で、挑戦・努力・経験・成長は常に大切にしてきました。
ですから、同じようなチャレンジ精神・成長意欲がある方と一緒にお仕事をしていきたいと思っていたので、こんなにも早くそう思ってもらえる人がいて下さったことにただただ感動するばかりです。
メンバーを採用をすることにしました
その中で、私がこれからの事務所を一緒に創っていきたいと思える方とお会いすることが出来たので、この度事務所の創業メンバーとなる人を雇用することにいたしました。
事務所開設から1ヶ月と少しで未経験者を採用…客観的にみると賛否ある決断だということは理解しています。
その中で私が今回のこの決断をするに至った過程とこの内定者の方たちに期待することを少しだけ書きたいと思います。
組織と雇用に対するスタンス
まだまだ経営者歴の短いからかもしれませんが、私は「従業員を会社(事務所)のために働かせる」という言葉や発想が今一つピンときていません。
お恥ずかしながら、そもそも「会社(事務所)と従業員という対立構造」なのか?からピンときていないのです。
理由の一つ目は「お客様はどこいったの??」と思ってしまうこと。
二つ目は「会社(事務所)すなわち組織には雇用主も従業員も含んで考えるべき」と考えていること
三つ目は「従業員の利益は雇用主の利益と必ずしも相反しない」と考えていること。
四つ目は「私は関わる人たちと奪い合う関係ではなく与え合う関係でありたい」と考えていること
が今の率直な気持ちです。
その点で、私は
・自分の事務所は自分だけのものではなく
・当事務所の存在意義は経営理念にある通りお客様の事業の成功・成長と社会経済の発展であり
・それを成し遂げるために当事務所(雇用主、従業員)があって
・その過程で知識と経験を身に付け、お客様に価値を提供し、対価を得て自己の生活の糧とする
・従業員の能力・知識の成長はお客様のため、そして事務所のためにもなるため、重点的に強化すべき要素である
ものだと思っています。
だから、お客様から頂く対価や「ありがとう」の言葉は自分だけでなくメンバーのものでもあると認識しています。
逆に、その対価や感謝のために私もメンバーも成長していって頂く必要がある、そのために必要なものをそれぞれに事務所としては与えて差し上げないといけないと思っています。
事務所として与えて差し上げられるもの
開設間もない当事務所が一緒に働いてくれるメンバーに対して与えて差し上げられるものは何か?を考えました。
現状言えるのは
・経営理念に基づいた事務所運営と教育制度
・「やって覚えよう」ではなくちゃんとしたOJT研修と座学研修などの学習機会
・研修・資格取得の支援
・本人の意向を組んだ多様な働き方への対応と、キャリアプランの作成
・多様なキャリアステップ
・明確な人事評価制度とそれに基づいた昇給・昇格制度
くらいですが、それなりに明確なものがお示しできるとは思っています。
また、経営理念にある「個を尊重」というのは当事務所のメンバーも例外ではなく、多様な価値観や指向性を尊重した上で、同じ目標を達成するために力を合わせていけるようにしていきたいと思っています。
これを通じて、お客様からありがとうを言って頂ける知識・能力・経験を身に付けて頂いて、AIに奪われない、どこに行っても恥ずかしくなく働ける人になって頂く一助となること、それが事務所として与えて差し上げられるものだと思います。
今回採用する方について
学歴、職歴、資格、実務経験…バックボーンとしてあると即戦力になりうるものを今回の内定者の方が持っていたか?と聞かれるとそこまで無いと言えるでしょう。
では、それでも人手不足だからやむなく未経験者を雇用することにしたのか?と聞かれると明確にNOで、私は仮に「実務経験はあるが、今回の内定者の方に感じたものを持っていない人」と天秤に掛けたら私は同じように今回の内定者の方に採用通知を出したと思っています。
理由は、私が異業種・異職種の転職を何度もしてはその業界・職種で結果は出せた経験から、「資格や経験よりも継続的な成長意欲と高いチャレンジ精神があるか」の方が最終的には組織のためになりえると思っています。
今回の採用が目の前の仕事を短期的に完結させるためではなく、今後の事務所の基盤となり、数年後も一緒にいてほしい人を採用するものですから、「この人の数年後の成長した姿」をどれだけ具体的にイメージし、それがどれだけ事務所として必要な人か?が重要だと判断しました。
今回の内定者の方は、当事務所の経営理念に対する理解と、当事務所の特色である多彩な業務内容に興味を持っていただけたこと、そして、未経験ながらも成長意欲が高いと感じたこと、加えて前向きであることから、人柄や将来性が素晴らしいと感じました。そして、こちらから与えるものを吸収し、成長していって頂けそうだと確信しました。
そして、私も前職以前の異業種の経験や知識を活かして今があり、仮に業務的に直結しない経験や知識も、決して無駄ではなくどこかで活きることがあるので、税務業界以外での経験や、そこで頑張ってこられた努力を高く評価しました。
同時に私ともおおよそ別の経歴ですので、私にはない感性とアイデアで事務所を盛り立てていってくれることを期待しております。
この方々が成長するために事務所としても精一杯のサポートを行い、当事務所での勤務を通じて成長していってもらいたいと思っております。
今後について
今後新しいメンバーが増え、益々お客様へのサービス向上を図ることが出来ると感じております。
なにぶん未経験ですので、私の責任の下、お客様のお力になれるように育成して参りたいと思います。
私とはまた違う感性の持ち主たちで、より多彩性のある事務所を一緒になって創っていく予定ですので、当事務所の今後にご期待頂ければ幸いです。