「失われた30年」を生きてきて思うこと
今年41歳になった北島ですが、幼少期はバブル期だったらしく思えば何となく景気の良い話を色々聞いていました。
この頃は「フラワーショップを作りたい」「画家になりたい」「夢のある仕事がしたい」と言っては楽しい未来に想いを馳せたものです。
それが小学校高学年になったころにバブルがはじけ、建築関係の仕事していた父の仕事はその影響を大きく受け、それ以降親にお金の話をするのが気が引けて「あれがしたい、これがしたい」というのが憚られるようになりました。
その後、「お金が掛からない選択」を優先した結果、都内の大学への進学を諦め、地元の公立高校・大学と進学、そのまま就職氷河期に地元の会社に就職しました。
人生にタラレバはありませんが、進学・就職時に景気が良かったら、あのときの私はもっと色んな選択肢を取れただろうかと考えたことはあります。
「自分がした苦労を次にさせないこと」
これはうちの事務所の重要な価値観の一つですが、「自分たちがした苦労を次(のメンバーや、お客様や世代)にさせないこと」を大事にしています。
このとき、私がした「お金がないから人生の選択肢を狭める」というのをお客様のビジネスにおいても、メンバーやお客様の会社で働く人たちの人生のおいても、もっと言うと次の世代を生きるであろう子供たち・孫たちの世代にもさせないこと、これは私がお金で苦労したからこそ願っている願いです。
「もう一度輝かしい日本を取り戻すこと」
日本は人口が減り、経済が停滞するなど、国単位でみると決して明るい未来が見えるとは言い難い状況でもあります。
「人口動態だからこれから日本全体が沈んでいくのは受け入れるしかない」
「これからは移民政策でしか生き延びれない国になる」
「もう日本はダメだから子供は海外で育てたい」
これはここ数年で10~40代の方から聞いた率直な日本に対する声の一例でした。
確かに、その意見はもっともだと思います。
でも、それでいいんでしょうか?
私たちはそんな未来に希望が持てない国で残りの人生の貴重な時間を費やしていいのでしょうか?
私たちのお客様が頑張って日本を良くしようとビジネスをしているのに、こんな言われようでいいのでしょうか?
何より、私たちは次の世代に、これからを生きる子供たちに、そんな未来に希望が持てない国を遺していいのでしょうか?
これに対する私たちの答えは「今すぐには無理でも、長い時間を懸けてまた輝かしい日本を取り戻すこと」、それを「同じように日本を良くしようと思っているお客様たちが成長発展することを通じて、お客様と一緒に成し遂げよう」という決意をしました。
これがうちの理念である「お客様の事業発展を通じて社会と経済に貢献する」の意味です。
理念の実現を本気で願うからこそ
うちのメンバーや、採用面接を受けた求職者の方、そしてお客様や取引先さんなどにこの話をした際に、皆さんに言って頂けることがあります。
「理念を建前で掲げている会社は多いが、ステラリンクスさんは本気でこの理念の実現を目指していて、これを一本柱として本気で取り組んでいる」
この1年、そう言って頂けることが日に日に増えてきたのを感じます。
だからこそ、これから私たちはこの理念と同じ志を持ち、同じ方向性向ける方々と一緒にこの理念の実現へ向けてもっと速く走っていこうと思っています。
この理念に基づいてうちは全ての仕組みが出来ているので、新卒のメンバーやアルバイトメンバーも、年齢・職位・雇用形態に関わらず、自分が努力し、成長することを楽しみ、お客様に感謝されることにやりがいを感じています。
これをお客様の成長発展のために活かしていけるようにこれからも組織としてお客様に貢献していきたいと思っています。
期待していてください。