昨日で、創業2年目が無事に終わりました。
いつも事務所を支えてくれているお客様・メンバー・取引先のみなさまには心から感謝しております。
試行錯誤の2年目の振り返りと、3年目へ向けての決意をここに綴りたいと思います。
2年目の事務所内部を振り返って
2年目の総括としては「理念の言語化と浸透に心血を注ぎ、誰バス問題と真剣に向き合った1年」だったと言えると思います。
2年前のこの日、ステラリンクス税理士事務所が北島一人の状態で創業しました。
この時からうちの経営理念・経営基本方針は今と一言一句変わらず存在しました。
ですが、1年前の今時点ではすべてのメンバーにこの理念が浸透しているとは言い難い状態でした。
なので、この1年はこの理念の意味するものを
「私たちが支援すべきお客様」
「お客様になってほしい姿」
「そのために私たちは何ができるのか?」
「それを支援する私たちがどうあるべきか」
「どんなことを私たちが求められているのか?」
をとにかく言語化し、メンバーに伝え、浸透させていきました。
その過程で、採用のミスマッチが生じていることが生じた方の退職もありました。
退職された方に対してもものすごい教育投資を行ってきていただけに辞められることは残念でしたが、私たちがあるべき姿に個々も組織も成長し、お客様の期待に沿ったサービスを提供していくためには必要なことだったと感じています。
そして、ミスマッチが生じていた方の退職によって残ったメンバーの士気が上がり、結果として今いるメンバーがより成長でき、理念に共感する人が入ってくれるようになり、結果としてより良い組織ができたと感じています。
お客様の包括的な支援のための改革
今年、お客様に向けて大きく変えた部分として、マネーフォワードの活用支援に力を入れさせて頂きました。
大きく「ペーパーレス化」と「バックオフィス全体の効率化」の部分でお力になれることが増えたように思われます。
その中で多く頂いた言葉が「単にマネーフォワードを入れるだけのデジタル化ではなく、業務フローも含めた包括的な改善が出来たので、無駄を大きく減らすことができた」というお言葉でした。
リソースが有限で特に人のマンパワーが限定的な中小企業において、バックオフィス業務に掛けている時間を大きく削減し、本質的業務に注力頂ける環境を「記帳を税理士にアウトソーシングする」という面だけでなく、社内オペレーションから改善できていることは本当にうれしく思っております。
また、今年からインボイス制度が始まり、来年からは電子帳簿保存法が本格的にスタートします。
これらの改正により中小企業の事務負担も相当なものになると言われていますが、これを活かし、逆に効率化し、バックオフィス全般を高度化するチャンスに変える支援をしていきたいと感じました。
3年目に向けての決意
2年目はメンバーの退職などもあり、思うような成長曲線を描くことができない部分もありましたが、大局で見ると組織は向かうべき方向を向き、みんなが成長できる環境になっています。
また、「中小企業の足りないリソースを埋める」「単にデジタル化するだけでなく、お客様と当事務所の全体で見た時の包括的に効率化が図れる」、そして何より「中小企業の業績向上の支援ができ、お客様の会社が成長していくためのパートナーとして伴走できる」ことがうちの良さであると思っております。
これらを踏まえて、ステラリンクス税理士事務所の3年目の決意表明をしたいと思います。
1.お客様の業務効率化のための支援を持続的に充実させ、お客様の業務効率化のみでなくお客様の経営に役立つ仕組みを作る
2.事務所理念に共感し、共に中小企業の成長発展のために自己と組織を成長させられる人をメンバーとして迎え入れ、事務所の成長を加速させる
の二つを実現する一年にしたいと思っております。
持続的な中小企業の成長発展を支援できる事務所として、今日からの一年がお客様と共に更なる成長ができる一年になることできるようメンバー一同精進したいと思います。
2023年11月26日
ステラリンクス税理士事務所
代表 税理士 北島智行